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メタバース

「メタバース」という単語をよく聞くようになりました。
 
まだ定義が曖昧なところはあるようで、現実世界と別の新しい空間 (仮想空間) をメタバースと呼ぶこともあれば、
現実世界と仮想世界を融合した空間 (拡張現実) を指すこともあるようです。
 
基本的にはインターネット上の仮想の空間で、参加者はVRゴーグルなどを装着して「アバター」と呼ばれるキャラクターで参加します。
参加者はアバターを通してコミュニケーションを取ることができます。
 
オンラインゲームでも参加者が協力してゲームを攻略したりするので広い意味ではメタバースと捉えることもできそうですが、
ゲームには基本的にシナリオがあるのに対し、メタバースにはシナリオはありません。
 
体験したり、コミュニケーションを取ったりすること自体が目的の空間です。
 
2021年10月に facebook が会社名を「メタ」に変更して、今後はメタバース関連のビジネスに力を入れていくことを発表して注目されました。
「メタ」は実際にアバターで会議ができる「ホライゾン・ワークルームス」というサービスを手掛けています。
 
2022年3月25日には JR東日本がメタバース上に秋葉原の駅を再現した「Virtual AKIBA World(VAW)」をオープンしました。
「リアルさながらに再現された駅空間で、改札を通過したり電車に乗ったり、秋葉原駅周辺を歩くなど様々な体験ができる
「メタバース・ステーション」」と説明されています。人気アニメとコラボレーションしたイベントなども行われています。
 
アバター同士で会議ができるサービスが提供され始めたり、アニメに登場する架空の街を歩いたり、
リアルとバーチャルの垣根を越えてメタバースはどんどん拡大しています。
 
近い将来ではメタバースでの活動が生活の大きな部分を担い、外出が特別なことになるかもしれませんね。