電気工事士に転職するなら、電気工事士に強い転職サイト・転職エージェントの利用がおすすめです。
とはいえ厚生労働省「労働市場における雇用仲介の現状について」によると、転職サイト・転職エージェントは膨大な数※があります。
この中から電気工事士に強く、かつ自分に合っている転職サイト・転職エージェントを選ぶのは、簡単ではありません。
そこで今回は、電気工事士に転職したい人におすすめの転職サイト・転職エージェントを9つ厳選してご紹介します。
電気工事士専門の転職サイトや、電気工事士の求人が多い大手総合転職サイトをピックアップしました。
また電気工事士への転職を希望する人に向けて、転職サイト・転職エージェントの選び方や、その他の役立つ情報も併せて解説します。
※2019年度において、民間職業紹介所は有料職業紹介所が25,684ヶ所、無料職業紹介事業所が1,076ヶ所の計26,760ヶ所
- 電気工事士への転職では、「GATEN職」や「建職バンク」がおすすめ
- 「工事士.com」「電工ナビ」「電験転職ナビ」は、電気工事士に特化した転職サイト
- 電気工事士の求人数の多さ
- 電気工事士の転職に関する情報量や専門性の高さ
- 転職サイト・転職エージェントの運営実績
電気工事士におすすめの業界特化型転職サイト・エージェント6選
電気工事士の求人や、電気工事士の経験が活かせる異職種の求人を探す際は、転職サイト・転職エージェントを活用しましょう。
電気工事士や関連職種への転職では、特に「建設業界・電気工事士に特化した転職サイト」や、「大手転職サイト」がおすすめです。
まずは「建設業界・電気工事士に特化した転職サイト6選」からご紹介します。
| 転職サイト | GATEN職 | 建職バンク | RSG建設転職 | 工事士.com | 電工ナビ | 電験転職ナビ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 運営会社 | 株式会社アール･エム | 株式会社アーキベース | 株式会社RSG | 株式会社H&Company | TEAM株式会社 | 株式会社内藤一水社 |
| 公開求人数 | 6,275件 | 12,513件 | 5,000件以上 | 886件 | 677件 | 742件 |
| 対応エリア | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 | 東海・関東・関西・福岡 | 全国 |
| 掲載の多い仕事 | ガテン系・現場系 | 建設業 | 建設業 | 電気工事士 | 電気業界全般 | 電気工事士や電気主任技術者 |
| 料金 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
※求人数は、2024年8月22日時点のデータを掲載しています。
GATEN職
| 運営会社 | 株式会社アール･エム |
|---|---|
| 公開求人数 | 6,275件 |
| 対応エリア | 全国 |
| 料金 | 無料 |
- 地元で働きたい人
- 未経験歓迎の求人をたくさん見たい人
- その他の現場系職種も気になる人
GATEN職は、いわゆる「ガテン系」の職種に特化した転職サイトです。
建設業界の電気工事士・大工・鳶職・左官といった、専門技術職の求人を中心に掲載しています。
GATEN職の求人数は6,275件と、特別多いわけではないものの、未経験でも応募できる求人の割合の高さが強みです。
特に地域密着型企業の割合が高いので、「地方で転職したい」「地元で働きたい」というニーズを満たしてくれます。
もちろん電気工事士の求人も取り扱っており、独占案件を多数掲載中です。
未経験から手に職を付けたいと考えている人や、現場での経験を活かして転職したいと考えている人におすすめの転職サイトです。
20代男性
30代男性
30代女性
②建職バンク
| 運営会社 | 株式会社アーキベース |
|---|---|
| 公開求人数 | 12,513件 |
| 対応エリア | 全国 |
| 料金 | 無料 |
- 建設業界で転職したい人
- 専門知識を持つエージェントにサポートしてほしい人
- スカウトを受け取りたい人
建職バンクは、施工管理やビルメンテナンス（ビルメン）といった、建設業界の職種に特化した転職エージェントです。
求人数の多さや専門性の高さが評価されており、累計利用者数は266万人を超えています。
「電気工事」の求人だけで、6,125件もヒットする点が強みです。
業界特化型の転職エージェントなので、担当者が建設業界に詳しく、専門知識をもとにしたアドバイスが期待できます。
また、登録して待っているだけで企業からスカウトが届くので、電気工事士や他の関連職種の経験が活かせる仕事を効率的に見つけられるでしょう。
忙しい人にもおすすめな転職エージェントです。
20代男性
30代男性
40代男性
③RSG建設転職
| 運営会社 | 株式会社RSG |
|---|---|
| 公開求人数 | 5,000件以上 |
| 対応エリア | 全国 |
| 料金 | 無料 |
- 年収アップしたい人
- 建設業界経験者
- 面接に不安がある人
RSG建設転職は、建設業界でのキャリアアップ・年収アップに強い転職エージェントです。
年収600万円～12,00万円の求人を豊富に保有しており、好条件での転職が叶うと評価されています。
好条件での転職を可能にしている理由は、建設業界に精通したプロによるサポートがあるからです。
独自に調査分析した業界・企業情報の提供から、職務経歴書・履歴書の添削、面接対策に至るまで、細かくサポートしてくれます。
特に「RSGオリジナル面接対策」は、「面接が不安だったが、自信につながった」と利用者から好評です。
電気工事士や、異職種での経験を活かして、建設業界でよりよい条件での転職を叶えたい方へおすすめの転職エージェントとなっています。
30代男性
20代男性
40代男性
④工事士.com
| 運営会社 | 株式会社H&Company |
|---|---|
| 公開求人数 | 886件 |
| 対応エリア | 全国 |
| 料金 | 無料 |
- 電気工事士専門の転職サイトを探している人
- 電気工事士の転職事情について情報収集したい人
- 電気工事の経験を活かしたいが、職種を変えたい人
工事士.comは、電気工事士の転職に特化した転職サイトです。
第二種電気工事士・第一種電気工事士・2級電気工事施工管理技士・第三種電気主任技術者などの持っている資格から求人を探せます。
もちろん「経験不問」の求人も絞り込めるので、経験者・未経験者問わず、電気工事士に転職したいあらゆる方へおすすめです。
施工職や施工管理職、保守点検職などの求人はもちろん、営業職・事務職などの求人もあるので、「電気工事の経験を活かしたいけど、職種を変えたい」という人にも向いています。
また、「30代・40代でも電気工事士に転職できる？」「未経験でも電気工事士に転職できる？」などの、電気工事士の転職に関するコラムも豊富に掲載しています。
情報収集も捗る転職サイトです。
30代男性
20代男性
40代男性
⑤電工ナビ
| 運営会社 | TEAM株式会社 |
|---|---|
| 公開求人数 | 677件 |
| 対応エリア | 東海・関東・関西・福岡 |
| 料金 | 無料 |
- 東海・関東・関西・福岡エリアで転職したい人
- 電気業界の職種の求人だけを見たい人
- 最大5万円の入社支度金を受け取りたい人
電工ナビは、電気工事士や電気工事施工管理技士といった、電気業界の職種に特化している転職サイトです。
東海・関東・関西・福岡での転職に対応しています。
愛知県名古屋市の会社が運営しているので、特に東海エリア（愛知県、岐阜県、三重県、静岡県・長野県）の求人が豊富です。
九州や東北といった、その他のエリアでの転職には対応していませんが、該当エリアで電気業界に転職したいなら677件の求人があるのでおすすめとなっています。
さらに、電工ナビを通じて入社が決まると、全員に10,000円、30,000円、50,000円いずれかの「入社支度金」が進呈される点も見逃せません。
お得に転職したい電気工事士におすすめの転職サイトです。
20代男性
30代男性
30代男性
⑥電験転職ナビ
| 運営会社 | 株式会社内藤一水社 |
|---|---|
| 公開求人数 | 742件 |
| 対応エリア | 全国 |
| 料金 | 無料 |
- 設備管理や電気保安管理の求人を探している人
- 電気工事士の経験を活かして、異職種に転職したい人
- 未経験で転職したい人
1930年に設立された「株式会社内藤一水社」が運営する電験転職ナビは、電気関連の転職に強い転職エージェントです。
第一種電気主任技術者や、第二種電気主任技術者に向けた、設備管理や電気保安管理の求人を多く取り扱っています。
電気工事士というより、電気主任技術者向けの転職エージェントですが、フリーワード「電気工事士」で求人を検索すると、321件がヒットします。
そのため、電気工事士の転職においてもチェックしておきたい転職エージェントです。
なお設備管理の求人の中には、未経験者OKとしているものもあります。
「未経験で転職したい」「電気工事士の経験を活かして、異職種に転職したい」という方にもおすすめです。
20代男性
30代男性
30代女性
電気工事士におすすめの大手転職サイト・エージェント3選
続いて、大手総合転職サービスの中から、電気工事士におすすめの転職サイト・転職エージェントをご紹介します。
- doda
- リクナビNEXT
- エン転職
①doda
| 運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
|---|---|
| 公開求人数 | 257,211件 |
| 対応エリア | 全国 |
| 料金 | 無料 |
- 電気工事士の求人をたくさん見たい人
- 異職種や異業種への転職も検討したい人
- 転職エージェントに相談するか迷っている人
dodaは、日本を代表する大手転職サービスで、290,889件の膨大な求人を取り扱っている点が特徴です。
転職サイトと転職エージェントの機能を併せ持っているので、自分に合ったスタイルで転職活動ができます。
建設関係の職種に特化した転職サイトではありませんが、電気工事士の求人数も多いです。
「電気工事士」を含む求人だけで、5062件がヒットします。
独自の履歴書作成ツールや、人気企業への合格診断などもあり、効率的な転職活動と情報収集を後押ししてくれます。
異職種・異業種への転職も検討したい人や、転職エージェントに相談するか迷っている人にもおすすめです。
dodaへの登録は最短60秒と、手間がかからない点も評価されています。
②リクナビNEXT
| 運営会社 | 株式会社リクルート |
|---|---|
| 公開求人数 | 180,000件以上 |
| 対応エリア | 全国 |
| 料金 | 無料 |
- 電気工事士の求人をたくさん見たい人
- 20代・30代の人
- 未経験で転職したい人
リクナビNEXTは、国内の主要な転職サイトとして有名です。
あらゆる業界・職種の求人が掲載されています。
もちろん、電気工事士の求人も多数掲載されており、「電気工事士」と検索すると3,334件がヒットします。
給与、勤務地、雇用形態などの多様な条件で絞り込みながら、自分に合った職場を見つけることが可能です。
特に未経験でも応募できる、20代・30代といった若年層向けの求人が多く見つかります。
企業からスカウトが届くサービスもあるので、電気工事士や異職種への転職を検討している方は、積極的に利用してください。
20代男性
20代男性
30代男性
③エン転職
| 運営会社 | エン・ジャパン株式会社 |
|---|---|
| 公開求人数 | 140,303件 |
| 対応エリア | 全国 |
| 料金 | 無料 |
- 20代・30代の人
- 具体的な採用情報が知りたい人
- 転職後のイメージをつかみながら応募先を検討したい人
エン転職は35歳以下の若手に多く利用されている、人気の転職サイトです。
2024年5月時点での総会員数は、1100万人を突破しており、転職サイトの中でも高い知名度を誇ります。
エン転職では、70%以上が35歳以下の若手会員です。
求人数が多く、電気工事士の仕事も多数掲載されているので、20代・30代で電気工事士に転職したいと考えているなら、特におすすめだといえます。
さらにエン転職のスタッフが実際に企業へ取材を行い、求人の特徴を具体的に記載している点もポイントです。
求人情報を読んだだけでは、職場の雰囲気や求める人物像がわかりにくいこともありますが、エン転職は取材を通じて、その職場の特色や覚悟すべきポイントをわかりやすく写真つきでまとめています。
転職後のイメージをつかみながら応募先を検討したい人におすすめです。
20代男性
30代男性
30代男性
電気工事士の転職に最適な転職エージェント・転職サイトの選び方
- 電気工事士の求人数
- 転職エージェント・転職サイトには複数登録する
- 電気工事士専門の転職サイトも確認する
電気工事士の転職では、電気工事士の求人数が多い転職エージェント・転職サイトを選びましょう。
また、転職エージェント・転職サイトには複数登録し、電気工事士専門の転職サイトも活用することをおすすめします。
電気工事士の求人数
電気工事士の求人数が多い求人サイトなら、多くの選択肢の中から転職先を選べます。
求人サイトの求人数を比較するときに注意したいのは、電気工事士や建設業界専門の求人サイトより、大手総合型の求人サイトのほうが、電気工事士の求人が多い場合もあるということです。
たとえば大手求人サイトのdodaでは、「電気工事士」を含む求人だけで、5062件がヒットします。
しかし電気工事士専門の求人サイト工事士.comでは、886件しかヒットしません。
もっともdodaの求人検索では、電気工事士とあまり関係がない求人も出てくることがあるので、一概に比較はできませんが、頭の片隅に入れておくことをおすすめします。
転職エージェント・転職サイトには複数登録する
1人で複数の転職エージェント・転職サイトに登録しましょう。
なぜかというと、その転職エージェント・転職サイトしか取り扱っていない独占求人もあるためです。
大手の転職エージェント・転職サイトに1社だけ登録すれば十分だと考える人もいますが、どんなに大手の転職サービスでも、1社だけだと求人の取りこぼしが発生してしまいます。
また、複数の転職エージェントと相談すると、電気工事士の転職に詳しく、自分と性格的な相性も良いアドバイザーに出会える可能性が高まります。
- 電気工事士専門求人サイト「工事士.com」×大手求人サイト「doda」
- 大手求人サイト「doda」×大手転職エージェント「リクルートエージェント」 など
ただしあまりにも多くの求人サイトに登録すると、スカウトメールやエージェントからの連絡が来すぎて管理が大変になります。
迷ったら3～4社への登録がおすすめです。
電気工事士専門の転職サイトも確認する
電気工事士の転職では、電気工事士専門の求人サイトでも求人を確認するのがおすすめです。
- 工事士.com
- 電工ナビ
- 電験転職ナビ
電気工事士の転職に関するコラムが読めたり、電気工事士の転職事情に詳しいアドバイザーが在籍していたりといったメリットがあります。
建設・建築業界全般に特化した転職エージェントもおすすめですが、「建設・建築業界に関する知識は持っているが、電気工事士にはそこまで詳しくない」という担当者に当たる可能性も考えられます。
電気工事士とは？
電気工事士は施設の電気設備の設計や点検以外にも、いろいろな業務をおこなっています。
ここでは電気工事士の仕事や平均年収、将来性についてご紹介します。
- 仕事内容
- 平均年収
- 将来性
仕事内容
具体的な仕事内容には、配線工事や照明設備の設置、電力供給システムの構築などが含まれます。
また、定期的な点検やメンテナンスを通じて、安全で効率的な電力使用を確保します。
感電や火災のリスクを防ぐために、高度な技術と注意力が求められる職業です。
平均年収
電気工事士の全国平均年収は、厚生労働省の職業情報サイト「job tag」によると、550.9万円※です。
同サイトによると、ハローワーク求人の統計データでは、募集時の平均賃金が月26.4万円となっています。
なお国税庁が発表している「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、日本の平均年収は、令和4年の時点で458万円です。
電気工事士の年収は日本の平均年収より、100万円ほど高くなっています。
また電気工事士の年収は、経験だけではなく、地域や企業規模によっても差が生じます。
※令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成されたデータ
将来性
電気工事士の将来性は非常に高いとされています。
省エネやカーボンニュートラルの推進に伴い、電気設備の更新や新規設置の需要が増加しています。
さらに、再生可能エネルギーの普及やスマートホームの導入により、専門知識を持つ電気工事士の需要はますます拡大しています。
電気工事士が転職サイト・転職エージェントを活用するメリット
- 電気工事士の求人を効率的に検索できる
- おすすめ求人情報やスカウトが届く
- 応募書類の添削や面接対策をしてもらえる
- キャリアプランについてアドバイスが受けられる
転職サイト・転職エージェントを活用すると、転職活動が効率的になり、内定率アップも期待できます。
自分の将来についても、プロからアドバイスが受けられるので、ぜひ活用しましょう。
電気工事士の求人を効率的に検索できる
転職サイト・転職エージェントでは、電気工事士の求人を効率的に検索できます。
特に建設業や電気工事士に特化した転職サイトでは、電気工事士の求人を詳細に絞り込むことが可能です。
電気工事士専門の転職サイト・転職エージェントでよくある検索条件
- 保有資格（第二種・第一種電気工事士、2級・1級電気工事施工管理技士、第三種・第二種・第一種電気主任技術者など）
- 業態（ゼネコン、ハウスメーカーなど）
自分のニーズとズレている求人は省きながら、希望条件に合う仕事を見つけられます。
またdodaやGATEN職といった「転職サイト」の求人情報は、Indeenや求人ボックスといった企業が無料で求人掲載できる「求人サイト」よりも、詳しいです。
求人サイトでありがちな「求人情報を読んでも、条件や仕事内容がよくわからない」ということが起こりにくくなっています。
写真の掲載も豊富なので、働く環境のイメージをつかみやすいです。
電気工事士のおすすめ求人情報やスカウトが届く
「転職エージェント」に登録すると、初回面談で希望条件のヒアリングを受けた後に、おすすめ求人情報が届きます。
自分で求人検索をする手間が省けるので、忙しい人でも効率の良い転職活動が可能です。
また転職サイトの中には、自分の職歴や保有資格といった登録情報を見た企業から、直接スカウトが届くところも多くあります。
スカウト経由で応募すると、受かりやすい傾向です。
応募書類の添削や面接対策をしてもらえる
「転職エージェント」は、履歴書・職務経歴書の添削もしてくれます。
また過去の選考情報や、企業からのフィードバックをもとに、面接の通過率をアップさせるためのアドバイスを受けることも可能です。
模擬面接を通じて、自分の話し方や受け答えの改善点を指摘してもらうこともできます。
自身では気づかない強みを、プロの視点で引き出してもらえるため、自信を持って採用選考に臨めるでしょう。
転職エージェントによる応募書類の添削や面接対策は、基本的にすべて無料です。
キャリアプランについてアドバイスが受けられる
「転職エージェント」は、転職のプロです。
あなたの職歴や保有資格、今の考えを聞いた上で、どんなキャリアプランを描けるか、無料でアドバイスしてくれます。
「電気工事士として転職を考えているが、今の仕事を続けるべきか迷っている」「どんな転職先を検討すべきかわからない」などの将来に関する不安があれば、相談してみましょう。
電気工事士の転職を転職サイト・転職エージェントで成功させるコツ
転職サイト・転職エージェントに登録することは、転職の第一歩にすぎません。
転職サイト・転職エージェントで求人が増える時期を知っておいたり、自分でもしっかり情報収集したりすることが求められます。
- 電気工事士が転職しやすい時期を知っておく
- 自分でも情報収集する
電気工事士が転職しやすい時期を知っておく
- 2月～3月
- 8月～9月
電気工事士が転職しやすい時期は、求人の数が増える「2月～3月」と「8月～9月」です。
2月～3月は、新年度が始まる4月に合わせた求人が増えます。
また8月～9月は、下半期がスタートする10月に合わせた採用が増える時期です。
電気工事士の求人は一年中いつでも見つけられますが、求人数が増える時期を狙えば、より理想的な求人に出会える可能性が高まります。
ただし「2月～3月」と「8月～9月」は、転職者数も増える時期です。
ライバルが増える可能性を頭に入れておきましょう。
また、転職は若ければ若いほど有利です。
転職の時期を待ちすぎて行動が遅れるより、早めに行動したほうが良いと覚えておきましょう。
自分でも情報収集する
転職エージェントだけに企業や業界の情報収集を頼ってはいけません。
企業の公式ウェブサイトや口コミサイト、WEB上でのキーワード検索などを活用して、自分でも情報を調べることが大切です。
転職エージェントからおすすめされた求人の中に気になるものがあった場合は、その企業の風土や働き方、将来性、業界での立ち位置などを詳しく調べてから応募するように心がけましょう。
求人情報だけではわからない細かい部分も確認しておけば、転職後のミスマッチを防ぎやすくなります。
また、企業に対する理解度を深めておけば、面接時に具体的な質問をされても困りにくくなります。
電気工事士に無資格・未経験で転職する方法
電気工事士は、無資格・未経験でも転職できます。
資格を取ってから転職するルートもありますが、基本的には働きながら資格を取得すれば問題ありません。
- 働きながら資格を取得する
- 学校で資格を取得してから転職する
方法①働きながら資格を取得する
電気工事士になる1つ目のルートは、働きながら資格を取得する方法です。
経済産業省のアンケート※によると、無資格で電気工事業界に就職する人の割合は半数以上となっています。
電気工事士の求人のうち、半数ほどは「無資格・未経験でも歓迎」です。
このような求人に応募して、手元作業と呼ばれる先輩の補助作業や荷物運び・掃除といった雑用をしながら、ゆくゆくは資格取得を目指しましょう。
「第二種電気工事士」がもっとも簡単に取れる資格なので、まずは第二種電気工事士の取得を目指すのがおすすめです。
- 「第二種電気工事士」…一般家庭等の小規模な電気工事ができる資格。たとえば照明の取り付けや、コンセントの増設などができる。
- 「第一種電気工事士」…第二種電気工事士の上位資格。大規模なビルや大型商業施設などの複雑な電気工事ができる。
なお、採用されてから無資格でずっと働き続けることは、現実的ではありません。
電気工事士は資格がないと、電気工事士法施工令第1条で定められている「軽微な工事」しかできないからです。
電気工事士法で定められている「電気工事」は、有資格者しかできないことになっています。
資格取得支援制度がある会社も多いので、このような制度を活用しながら、スキルアップを目指しましょう。
※参考：経済産業省「電気保安人材の中長期的な確保に向けた課題と対応の方向性について」
方法②学校で資格を取得してから転職する
電気工事士になる2つ目のルートは、高校・大学・専門学校などで電気工事について学んでから転職する方法です。
在学中に資格を取得できる学校もあります。
ただし学費がかかる、学校に通う時間を確保できないといった難しさもあります。
また厚生労働省の職業情報サイト「job tag」によると、電気工事士として実際に働いている人に入職前の訓練等の期間を聞いたところ、「特に必要ない」と答えた人の割合がもっとも高かったというデータもあります。
電気工事士に向いている人の特徴
どんな職業にも向き不向きがあります。
電気工事士にも適性があります。
ここでは、電気工事士が向いている人の特徴を解説します。
- 電気工事に興味関心がある人
- コツコツ学ぶことができる人
- 几帳面な性格の人
- 正しくコミュニケーションを取れる人
- 体力や根気がある人
- 向上心や目標を持てる人
電気工事に興味関心がある人
電気工事士に向いている人の特徴の一つは、電気工事に対する興味や関心があることです。
電気工事に興味を持っている人は、仕事に対して前向きな姿勢を持ち、自発的に学ぶ意欲が高いです。
このような人は、新しい技術や知識を吸収するスピードが速く、実務においても成長しやすい傾向があります。
コツコツ学ぶことができる人
電気工事士の仕事には、広範囲な知識と技術が求められます。
そのため、コツコツと学び続けることができる人が向いています。
電気工事に関する専門的な知識や技術は一朝一夕に身につくものではなく、日々の学習と経験が重要です。
地道に学び続けることで、自分のスキルを高め、現場での実務に活かすことができます。
コツコツと努力を重ねられる人は、電気工事士としてのキャリアを築く上で大きな強みとなります。
几帳面な性格の人
電気工事士に求められるもう一つの重要な特徴は、几帳面な性格です。
電気工事の現場では、正確さと安全性が非常に重要です。
几帳面な性格の人は、細かい部分にも気を配り、丁寧に作業を進めることができます。
このような性格は、工事の品質を高めるだけでなく、安全性の確保にも繋がります。
慎重で正確な作業ができる几帳面な人は、電気工事士として適性があります。
正しくコミュニケーションを取れる人
電気工事士にとって、正確なコミュニケーション能力は欠かせません。
これにより、ミスやトラブルを未然に防ぎ、安全かつ効率的に仕事を進めることができます。
正しいコミュニケーションができる人は、現場での信頼性が高く、チーム全体のパフォーマンス向上にも影響を与えることができるでしょう。
体力や根気がある人
電気工事士の仕事は、屋外での立ち作業や重い材料を運ぶなど、体力を要する場面が多々あります。
また、長時間の作業や複雑な配線作業には根気が必要です。
体力があり、疲れていても集中力を保ち続けることができる人は、この職業に向いています。
根気強く作業を続けることで、高い精度と品質を保ち、信頼される電気工事士として成長していくことができます。
向上心や目標を持てる人
電気工事士のキャリアは、常に技術の向上と新しい知識の習得が求められます。
そのため、向上心や明確な目標を持って取り組む姿勢が重要です。
新しい技術や資格の取得を目指して積極的に学び続ける人は、より高い専門性を身につけ、キャリアの幅を広げることができます。
電気工事士の転職におすすめの転職サイト・転職エージェントに関するQ＆A
ここでは、電気工事士の転職に関するよくある質問を解説します。
- 未経験で電気工事士に転職するのは難しい？
- 電気工事士は30代・40代でも転職できる？
- 電気工事士に転職するのはやめとけと言われる理由は？
- ハローワークと転職サイトのどっちで求人を探すのがおすすめ？
- 電気工事士に転職するメリットは？
- 電気工事士が大手企業・ホワイト企業へ転職するには？
- 電気工事士におすすめの異職種の転職先は？
未経験で電気工事士に転職するのは難しい？
最初は資格がなくても問題ないとする求人が多いです。
しかし転職後に電気工事士としてのキャリアを積んでいくには、働きながら資格を取得することが鍵となります。
特に「電気工事士第二種資格」は、比較的取得しやすいため、初めての方にもおすすめです。
電気工事士は30代・40代でも転職できる？
30代・40代で未経験者の場合、20代の未経験者より選考突破が難しくなると考えられますが、挑戦してみる価値はあるでしょう。
30代・40代の経験者は、所持している資格や経験、そして求められるスキルの有無がポイントとなります。
電気工事士に転職するのはやめとけと言われる理由は？
「電気工事士に転職するのはやめとけ」と言われることがあるのは、いくつかの理由が考えられます。
まず、電気工事士として働くためには専門的な技術や知識が必要とされ、それに伴って資格取得も必要であることが挙げられます。
特に未経験の方が突然この分野に飛び込んだ場合、これからひとつずつ技術を習得していくハードルが高いと感じられるでしょう。
また、力を必要とする作業もあるので、体力的に厳しいと感じるかもしれません。
今後、安定したキャリアを築くことができるメリットもあります。
資格を取得すれば、電気工事の現場だけでなく、管理職や監督役、さらには独立開業といった選択肢も広がります。
ハローワークと転職サイトのどっちで求人を探すのがおすすめ？
求人を探す方法としては、ハローワークと転職サイト、両方の利点があります。
ハローワークは公的な機関です。
正確で幅広い求人情報を提供しています。
また、就職相談やキャリアカウンセリングを受けることも可能です。
特に、希望条件に沿って求人を絞り込んで検索する際は、転職サイトの方が効率的であることが多いです。
また転職サイトにも、適職診断や相談会など、自分に合った仕事をじっくり考えられるサービスがあります。
電気工事士に転職するメリットは？
電気工事士は最終学歴が高卒の人も多い職種※ですが、それでいて平均年収は550.9万円※と高いです。
「電気工事士は勝ち組」との意見もあります。
さらに有効求人倍率が4.12倍※と高く、求人探しにも困りにくいです。
もっとも、「現場での仕事なので体力が必要」「知識や技能を身につける必要がある」といった大変さはあります。
電気工事士が大手企業・ホワイト企業へ転職するには？
電気工事士が大手企業・ホワイト企業へ転職するには、情報収集が大切です。
- 企業の評判を口コミサイトで調べる
- 上場企業の有価証券報告書で平均年収を比較する
- 企業と自分の価値観が合うか考える
- 面接で気になるところは聞く
- 転職エージェントに企業の内部事情を教えてもらう
電気工事士におすすめの異職種の転職先はありますか？
電気工事士の経験が活かせる転職先や、電気工事士と似ている転職先をお探しの人もいるでしょう。
次の職種は、電気工事士とあわせて検討できる転職先です。
- ビルメンテナンス
- 技術系公務員
- 施工管理
自分に合う転職サイト・転職エージェントで電気工事士への転職を成功させよう
今回は、電気工事士の転職におすすめな転職サイト・転職エージェントをご紹介しました。
電気工事士に転職するは、自分に合った転職サイト・転職エージェントを利用することが重要です。
数多くの転職サイトが存在しますが、大手転職サイトとあわせて電気工事士や建設系の求人に特化した転職サイトにも登録すると、希望に沿った求人情報を効率的に見つけやすくなります。
未経験者に向けたサポート体制が整っている転職エージェントも多く、転職活動を円滑に進めるための心強い味方となるでしょう。
今回ご紹介した電気工事士におすすめな転職サイト・転職エージェントを通じて、ホワイトで働きやすい転職先を見つけましょう。
